わたしの1ヶ月バックパック旅 day.2 北海道民と晴天のハロン湾
わたしのバックパック旅、今回はハノイから日帰りハロン湾ツアーに参加したお話をします。
ハロン湾は、ハノイに訪れたツーリストはとりあえず目的地に考えるんじゃないかと思われるくらいスーパーメジャーな観光地。
海の桂林といわれ、石灰岩がエメラルドブルーの海にそそり立つその光景は、まるでファンタジーかゲームの世界のような。
天気さえよく見ていけば、まず訪れて後悔することはない、と思うくらいには素晴らしい景色が見られるので、ハノイで時間があればぜひ。
わたしは、The Sinh Touristという現地の旅行会社で前日に予約、当日は朝に宿泊してたホステルまで迎えにきてもらい、最後も近くまで送ってもらいました。なんと1日昼食込みで約4000円。日本で予約するのに比べてスーパーコスパ良し。
説明も丁寧で、ハロン湾までの往復(片道4時間くらいかかります)も途中で何回か休憩があり、出てきたご飯も値段の割にかなり豪華。
不満点は見つからない120点満点のツアーでした。
シンツーリストはハノイ旧市街に店舗が二つあり、片言英語ながらきちんと予約もできました。コースを選び(日帰り、一泊2日など)、日帰りツアーの場合、途中で手漕ぎのカヤックか船頭さんのついた小舟かに乗るオプションがあるのでどちらか選んだらおっけい。ホテル名を書いたら朝8時にロビーまで迎えにきてくれました。
朝出発して順番に客を乗せていき、日本人中国人韓国人などほとんどアジア人を乗せていざハロン湾へ。(どうやら英語があんまり上手くない人で集められている模様。道中は非常に簡単でゆっくりな英語でハノイの名前の由来やローカルフードを案内してくれた。)
二度休憩(トイレ休憩兼お土産物店)を挟み、昼過ぎにハロン湾へ。到着したらすぐに船へ案内され、いざ出港。たまたま同乗していた北海道からの旅人グループの仲間に入れてもらって昼食を食べる。
その人たちはどうやらビジネス目的で来ているようで、学生最後なんだというと応援の言葉をくれた。(帰国後も何度か連絡をとっていて、ぜひいつか北海道でさいかいたいと思っている)
そうしてしばらく船を進めたのち、小舟に乗り換えてもう少し狭い水路を進む。(これがツアー選択時のオプションで、自分でこぐか、数人で乗って1人の船頭さんに連れて行ってもらうかが分かれる。おすすめは船頭さん。いかにもベトナムっぽい傘をかぶったお姉さんが船を進めてくれる。自分でこぐのは方向が違う方にいったりして大変そうでした。)
岩場を潜り抜けると岩に囲まれた小さな湾に入る。海のブルーに石灰岩に生えた緑が生えて神秘的に美しい。
船に戻った後はしばらく優雅にクルージング、そうこうしていると岩場にできた洞窟に到着。鍾乳石がまるでなにかの模様のように見え、あれはなにだ、これはなにだ、とツアーガイドが説明してくれる。ひんやりとしていてなんだか気持ちが落ち着く空間だ。
洞窟を抜けると、船に戻り港へ。そろそろ日も落ちてくる頃合いで、日帰りの船はみな揃って、同じ方向へ向かう。(1泊2日コースの場合は、このまま船中泊をする。それはきれいな星空が見れるらしいので、時間とお金がある方はぜひ。)
そのあとはまた4時間かけて、ハノイへ。
次回は北の少数民族の町、サパでのホームステイの話をします。
わたしの1か月バックパック東南アジアたび day.1 不安9割、関空からベトナムへ
早朝便に乗るため、京都在住だったわたしは朝4時にタクシーで京都駅へ。始発の関西空港行きリムジンバスに乗るため何十回と目覚ましを設定した。
9:1で不安とわくわくが入り混じる(というかほぼ不安)なか、大きいリュックを背負ったいかにも大学生が乗ってきたからだろう、タクシーの運転手さんが、ご旅行ですか、と。
(わたしはここぞとばかりに澄まして)
ちょっと東南アジアに一か月行ってこようと思って。
一生に一回は言ってみたいと(勝手に)思っていたセリフを言ってみたり。単細胞なので旅へのわくわくが30くらい上がった。
そうして無事空港、搭乗を済ませると、機内では当然のように爆睡。そんなこんなで大した問題もなく気づけばハノイ・ノイバイ空港へ。
空港に着いた瞬間、空気が明らかに違うことが肌でわかる。日本よりずっと暑いその気候が、わたしに異国に来た実感をもたらした。
とりあえず、ちゃんとパスポートをおなかにしまって、空港のソファーでもってきたWi-Fiを接続。無事にスマホが動いて一安心。
お金を換えて、空港発のバスを調べ、バスの中でずっとGoogle mapを見ていた。(今おもえば全くもったいないことをしたのだけれど、当時の私はバスが自分をまったく想定もしない場所に連れていくのではと恐れていたので常に現在地とハノイ市街の場所をmap上で行ったり来たりした。)
わたしは経験したことがないが、旅人でよくある?のが、バスに乗っていたら気づいたら全然知らない場所、しかもWi-Fiは充電切れ、
現在地も帰り道もわからない、という120%ツミな状況。たいがいの人が、そこらへんの歩いてるローカルの人に事情を何とか説明して最寄りの駅に連れて行ってもらう(らしい)(旅人はタフだ)
そんな話をきいていたので、バスには警戒心MAXだった。
とはいえ空港バスがそんな意味不明な場所に行くはずもなく。無事にハノイ市街へ。
バイクの多さにおののき、バス停から歩道に渡れぬまま3分経過。え、わたし宿つかないのでは??と(本当に)想定外のところで軽めパニックに陥る。
ハノイはバイクが途方もなく多くて道を占領しているので、渡ろうとしている現地の人の後ろをぴったりついていくことがポイント。その土地のことはやっぱり住んでいる人がプロなので。
そうしてなんとか宿へ。
(宿はもっぱらagodaで予約していました。非常におすすめ。agodaで、評価7.5以上とかにして、立地と、口コミ見て、虫が出なさそ(bugsとかの単語あれば要注意)、温水シャワー出そう、なところを選んでました。大幅な外れはないです。前日までに予約しとくと安心。なれたら当日でも可。)
ハノイ滞在中は D'annnam Hostel Hanoi に宿泊。きれいでサービスも悪くなく、ドミトリー(相部屋)に抵抗なければ快適です。
宿から出て軽くお散歩。
ハノイの旧市街は、小さな町がとにかく詰め込まれて、一言で言うなら雑多。その雑多さが、私にはイメージしていた東南アジアドンピシャで、町を歩いているだけで幸せだった。
夕暮れ時にはホアンキエム湖に行くといい。旅人も、現地の人も、暑さが少し和らいだ湖畔で、のんびりと夕日を眺める。それだけで道中の疲れもどうでもよくなって、わけもなく満たされた気分になる。
そうしてその日は、ミーハーにバインミーを食べた。(バインミーを作っているキッチンの足元をゆうゆうと猫が散歩してて食べるか本気で悩んだのは余談。普通においしかったです。)
初日はちょっと時差ボケで早々に爆睡。
わたしの1か月バックパック東南アジアたび day.0
さて、旅好きK大卒女子の記事4つめは、わたしが卒業前に行った東南アジア1か月、バックパック旅行について。
2018年の12月、今やらないと一生やれないだろうと思い切り、丸々1か月をかけてベトナム・ラオス・カンボジア・タイの四か国を旅しました。
ベトナム入国、タイ出国を決めたのは、単純に日本からのアクセスの良さ。LCCがたくさん飛んでいる&二か国とも治安が良く旅初心者にはおすすめなので、旅の1か国目にするのは最適かも。おすすめです。
関空からノイバイ空港・ハノイに飛び、北の少数民族の町サパを訪れ、隣国ラオスへ。ラオスをバスで縦断したのち、飛行機でカンボジア・シェムリアップ。
陸路国境越えをしてタイのバンコク。
友達と合流してチェンマイ、アユタヤを訪れ、バンコクから日本へ帰国。
1か月間バックパックを背負ってボディランゲージを武器に(?)、少数民族の村でホームステイしたり、ローカルの人や旅人と現地のお酒で乾杯したり、気球に乗ったり、ちょっとホームシックになって日本食食べてみたり。
毎日ちょっとだけ不安で最高にわくわくした1か月間。
次回からたびの毎日を振り返ります。
まずはベトナム!安いビールとおいしいごはん、そして優しいホームステイ先でのお話。
はじめてバックパック旅行をするときに準備したこと②
わたしがバックパック旅行をはじめてしたときを思い返しながら準備したことをつらつら書く会、第2回目のお題は準備したもの!です。
まず。前置きも早々に。
必須アイテムを十個あげろと言われたら↓
1 パスポート
2 スマホ&充電器(必要なら変換プラグ)
3 ポケットWi-Fi
4 コンタクトorめがね
5 常備薬
6 チケット類
7 クレジットカード
8 現金
9 海外旅行保険
10 南京錠
こんなところでしょうか。
医療品やアメニティ類はどこの国でも手に入ります。日焼け止めも虫刺されもビーサンもTシャツも、忘れたって問題なし。
薬は合う合わないある人もいるだろうし、無難に飲み慣れたものがおすすめ。あと、コンタクトは手に入れづらいものトップなので必ず多めに入れておくこと。
海外旅行保険はすでに加入してたらそれでおっけー、してなくてもクレカ付帯のやつとかお手軽に入れるので、ひとつは持っておきましょう。
南京錠は、ドミトリー(相部屋)に泊まる人は必ず持っていった方が良い。そうでなくても海外では宿に置いてた荷物取られることとか珍しくないからもっていっとくと安心。
でも南京錠かけても貴重品は必ず身につけてね。
わたしは旅行中はパスポートはお腹巻きにしてます。Tシャツの下に薄い腰巻ポーチ(?)で巻いてる。
ただ、暑い地域だと汗かいて蒸れたり、ワンピースを着ちゃうとスカートめくらないと物が取り出せない不便さは特に女の子にはあり。次からは首下げにする予定です。
わたしはそのポーチと、べつにサコッシュを持って、ポーチは外から見えないようにしてます。だからよく取り出す携帯とか当座のお金はサコッシュにして、パスポートとか大きめのお金は腰巻に入れて分散してます。
あとは非常用にスマホのケースの中に20ドルくらい放り込んどくかな。
まとめて持っておくととられたとき一文なしになるので分散は必須!
それと、なくても現地で買えるけど必須なアイテムは、ウェットティッシュとトイレットペーパー(水に流せるティッシュで代用可)。海外ではトイレットペーパーはないところの方が多いし、すぐに手を洗えないことを頻発するから、この二つはないと困ります。
あと、服とか靴とかどのくらい持っていくの?ってなると思うけど、3枚あれば洗濯して回せます。だからそんなにたくさんはいりません。しかもわたしは大概現地で買っちゃうからなお少ない。余談ですが、3泊以上は1ヶ月でもそんなに荷物変わらないよ。服は洗濯するし必要な消耗品は無くなれば買うしね。
加えて、LCC使う場合は荷物の重さがかなりギリギリになると思います。また、荷物は重すぎても自分で運ばなくてはいけないので、極力軽くしていきましょう。(ちなみにわたしが3週間いったときの荷物はじめは6キロくらいでした)
以上!準備編②でした〜
はじめてバックパック旅行をするときに準備したこと①
今日はこれからバックパック旅行をチャレンジしたい人向けにわたしがはじめてバックパック旅行をしたときの話をしよう。
わたしが初めてバックパック旅行をしたのは北海道。三週間かけて右回りで一周した。
北海道を選んだのは、いきなり海外はちょっと怖かったこと、母親が大学時代に同じく一周旅行をしていたこと、なんか自然豊かなところに行きたかったこと、が理由だ。つまり、深い意味はなかった。
まず、バックパック旅行をする際は、行き先とだいたいの期間を決める。あとは予算。
行き先はどこでもいいけど、最初は治安がそこそこ良くてバックパッカーが多いところがいいかもしれない。北海道や東南アジアはおすすめ。いい安宿も多いし、いろんな旅のノウハウを教えてもらえるからだ。
予算は、その国や地域、自分がやりたいことによって随分変わる。けっこうがっつり観光したりアクティビティしようと思うとお金がかかるが、それを除くなら食費・交通費・宿泊費がメインとなる。地域の物価から1日にかかるお金をおおまかに算出しておくと良い。(わたしの北海道の場合、食費が1日2000円、宿泊費が4000円、プラスアルファ交通費観光費で1日8000〜10000円だった。東南アジアなど物価が安い国なら3000円くらいでなんとかなったりする。)
そして期間に合わせておおむねの予定を立てる。だいたいで良い。どうせ予定はくずれる。
行きたいところをピックアップして、行きやすい順番でルートをくめばいいのだけれど、旅行中は不測の事態がおこるから、あまりぎゅうぎゅう詰にはしないほうがいい。電車が運休になったり天候が死ぬほど最悪だったり、体調が悪かったり。意外とある。
あとは、飛行機を使うなら入る空港と出る空港を一緒にすると往復で航空券を買えるから安くなることが多い。(片道ずつでも問題はない).
そこまで決めたらあとは航空券を買う。
いまは便利なアプリで色々比較できるから、安いLCCを買ってみるといいとおもう。個人的にはSky scannerってアプリがオススメ。行き先とか期間を入れると色々なサイトから比較して安いものが見つかる。
航空券を買うと多少めんどくさくても準備せざるを得なくなるのでとりあえず買っちゃうのがおすすめ。
これで一段階目は終わり!
②につづく。
K大卒バックパッカー女子が好きなラオスのはなし
はじめての投稿だから好きなもののはなしをしよう。
同志に会えるかもしれないし。
大学4年の時、バックパック旅行に目覚めた。
わたしの学部は卒論がなく、単位さえとっていたら4回生は毎日日曜日だったから、ずっとやってみたかったバックパック旅行にチャレンジした。
はじめは北海道3週間、味をしめてそのあと東南アジアを1か月。
ひとりでバックパックを背負って旅をした。
今日は、東南アジア1か月旅行の時、大好きになった国の魅力を、独断と偏見、わたしの実体験のみにもとづいて語ってみる。
たぶん、旅人は共感してくれるのではないかと思うが、
いままででいちばんよかった国はどこですか
という質問が一番悩む。
だって、どこの国もいいところと会わない部分があるし。日本だってそうだし。
ただ、もう一回行きたい国は?と聞かれるなら、
ぶっちぎりで、ラオス。
ラオスだ。
ラオスはベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、中国に囲まれた内陸国。海がない代わりに、南北に長い国土をメコン川が走っている。
ほかの東南アジアの国々と同じく、乾季と雨季があり、わたしは乾季のラオスを訪れた。そのため、雨はすくなく、日中は半そででも汗だく。現地の人々は、寺院の陰でよく昼寝をしていた。
ラオスの寺院はまだ観光地化されておらず、オレンジ色の袈裟を身に着けた僧侶が拝み、祭事の準備をしている様子は、現地の人々の祈りの場にお邪魔させてもらっていることを強く意識する。
そんなラオスでは托鉢が日常的に行われており、早朝、まだ日も登らない時間に、何人もの僧侶と食べ物を用意した住民の姿を、目にすることができるのだ。
そうした文化の色濃さが、ラオスの魅力の一つであることは間違いない。
ほかに魅力を挙げるとしたら、豊かな自然。
海がない内陸国のラオスには非常に山が多い。日本の山とは形状が違って、おわんをもっと縦に伸ばしたような形だ。その山々にはまだ未開の洞窟や、勢いある滝が隠れていて、自然のなかでのアクティビティには事欠かない。
そしてラオスの自然を語るうえで外せないのがメコン川。穏やかに国土を縦断するその川は、夕方になると、夕焼けの色に染まる。
波が立たない川だからこそ、鏡のように夕日をうつし、わたしはその美しさにとらわれて、毎晩メコン川が見えるレストランで夕食をとった。
日中のうだるような暑さがすこしだけやわらいで、帰路につくラオスの人々を眺めながら、メコンに沈む夕日を肴にのむビアラオは、日本でのあれこれを全部忘れさせてくれる。
それから最後に、親切でシャイなローカルのひとびと。
東南アジア特有の強烈な押し売り、「コンニチハ!!オミヤゲ ヤスイヨ!!」がなく、はにかみながら、やわらかく、サバディーとあいさつしてくれる。
こまってたら、ろくに言葉が通じない得体のしれない日本人でも助けてくれようとする。
夕食を食べていたら、日本語の曲を知っていると、スピッツを歌ってくれたり。
そんなラオスのひとたちがあたたかくてすきだ。
だから、たぶん日本でにっちもさっちもいかなくなって、全部なげだしたくなったら、とりあえずラオスに行くんだろうなと思う。あの国にいけば、それでもなんとかなるかもしれないという、じんわりとしたエネルギーがもらえるから。
ラオスは日本からだとちょっと行くのにも不便で、いったあとも不便なことはたくさんあるけれど、そんな理由で、わたしはラオスが大好きだ。